Fuji Rock 11 い

いやー今年もフジロックに行ってきました。僕は2日目だけ参加

ここ↓で写真と一緒に読んでいただけたら雰囲気も伝わるかと思います。長いだって?一年に一回だから我慢して読むべき。

http://fujirockexpress.net/11/

素足にスニーカーという舐めきった態度、そして何故か星新一を読みつつ鈍行に揺られ苗場に着いたのは1日目の夜10時過ぎ。グリーンの方向で花火が上がってるのを眺めつつ、パレスオブワンダーの世界一小さいディスコに入って時間を潰して、クリスタルパレスでマリの盲目ブルースユニットのAmadou&Mariamを見る。ギター一本というシンプルなスタイルながらメロディが豊かで45分全く飽きさせない。アフリカのブルースって地理的な影響なのか砂漠の砂の様にメロディがサラサラしていて凄く好き。

彼らが終わった後ステージ眺めてたらアコギが出てきたんでスペシャルゲストがなぎら健壱加藤登紀子だったら逆にアツいとか思いつつ、トイレのために外に出たらパレスに入るための長蛇の列が。しょうがないから並び直して隣の人と「これ誰なんですかねぇ」「マヌチャオらしいっすよ」とか「電気グルーヴのファンって碌なもんじゃないっすよね」とか話しながら再度入場。かなり前に行く。で、案の定マヌチャオが出てきた瞬間に異常な盛り上がり。みんな合唱するからつられて「あいなまうわおえー」的な感じでなんとなく歌ってみたり、帽子吹っ飛ばされて泥まみれにされたり。モッシュピットってこういうもんなのかって初めて分かった。楽しいけど疲れる。演者含めてパレス中盛り上がってる中黙々とDJの用意をする頭のでかいドンレッツが格好良かった。けど見ないで退場。

2日目

最初Tシャツ売り場巡りしてギター弾いてる全身像がプリントされているトッドラングレンのTシャツにデジャブを感じつつも凄く欲しかった。あとFacesのTシャツ。

その後グリーンでG.love & special sauceをやっぱり格好良いなぁって見つつ、レッドでBest coast。も、CD聞いたことないしいまいちピンと来ないのでヘブンのLittle Creaturesに移動でしっくり。ライブってアーティストの底の深さみたいなものが結構はっきりわかると思ってて、その点彼らはアイディア満載でそのアイディアをセンスとテクで形にしているのが分かる。しかもそれを涼しい顔でやっちゃうとか超格好良い。全身白の服でビシッときめてたし。続いてヘブンで岡林信康をチラ見からのBattlesに行く予定が、ステージに出てきた彼の目つきの鋭さにガツンとやられてしまって結局全部見ることに。フォークの神様だけど今回のステージはエンヤトットの祭り路線。一曲目の美空ひばりの「お祭りマンボ」がびっくりするくらい格好良くてそれはもう。聞かず嫌いは良くないね。

お祭りマンボ。あれっ?鈴木雅之

エンヤーモラーって歌った

Battles見たかったけどあれも見ようこれも見ようっていう貧乏性は逆に損すると思って諦めたが正解だったかな。

オレンジに移動して復活DCPRG。熱心な菊地ファンではないですが個人的にはこれがベスト。度肝抜かれた。右側にいたギターがヒョウ柄のタイツ履いたオリアンティ+マーティフリードマン+スギゾーみたいな容姿で一人だけ浮いてて笑った。あの人が大友良英の代わりなのかなぁ。あとあと菊池成孔がトレンチコート着て毛皮の帽子被ってて胡散臭すぎた。

でヘブンに戻りTodd Rundgren。しっとりなステージかと思いきやステージ歩きながら歌いあげててビックリ。金色のスニーカー履いてジャンプしたりして超元気。そして声も現役。でも所々大御所の変人っぷりも見せる。「Something / Anything?」からの曲をアレンジ変えてやってくれたりして感動した。

オレンジに戻りMark Ribot Y Los Cubanos Postizos。ギターが凄いのなんのって。見た目しょぼくれたおじいさんなのに凄い。NYの音楽インテリは凄い。

ここでミーハー心を満たすべくグリーンのFacesに行く。生ロンウッドのえりあしに感動する。ライヴも思っていた以上に格好良くてこのまま見ようか迷ったが泣く泣くオレンジに戻る。

そしてトリのCongotronics vs rockers。かなり人がいたがなんとか前方に。時間になったらステージにゾロゾロ人が出てきて最終的にギター4人ベース2人ドラム3人打楽器その他大勢というカオスな構成。音もまとめてドカンと来る感じ。人数が多いからkonono no.1の親指ピアノを全面的にフィーチャーした曲は少なかったし、練習も中々出来なかったろうからたまにグダってた気はするが、それも気にならないくらい色々突き抜けていて阿呆で単純で楽しかった。ジェイミーフォックスに似た人の笑顔が印象的だった。

で深夜のレッドに繰り出しJames HoldenはCDの方が好きだなぁとかやったー卓球だー!とか思いつつ朝5時まで楽しみました。まぁでも昼に工夫を凝らしたライヴを見ちゃうと四つ打ちは余程の事がない限り退屈かなぁ。

雨酷かったけどやっぱり夢のようだった。そして東京じゃだめなんだよね。都心から離れてないと、え!?寂れた日本の一観光地に世界のコールドプレイが!?みたいな感動がないもんね、サマソニだと。だからサマソニ鳥取砂丘でやるべき。

あと帰りの越後湯沢駅にピーターパラカンさんがいた。