今年良かったアルバムを20枚挙げてみる(後半)

前回の続きです。今回もアーティスト名とタイトルの部分がYouTubeのリンクになってます。では早速行ってみよー。


10位 The Black Keys "El Camino"
曲のクオリティの安定感が凄いですね、彼ら。。今回は割と軽くポップよりな作風なので、初めて聴くアルバムとしてもいいのではないでしょうか。所々電子音も挟んであって、プライマルっぽい印象も受けました。今こういう純粋にギターで聴かせるバンドってかなり貴重な存在だと思います。


9位 Lykke Li "Wounded Rhymes"
スウェーデン出身女性SSWによる2ndアルバム。大雑把に言うとCharlotte Gainsbourgみたいな感じ。だけどLykke Liの方がより「音楽家」って印象を受けます。どの曲もカッコいいです。色んな音があって聴いてて凄く面白いですし。


8位 THE KOOKS "JUNK OF THE HEART"
前作でUKチャート一位取ったクークス、新作は時代の影響を受けて…かどうかはわからないが、10位に留まり、商業的に成功したとは決して言えませんでした。でもこのアルバム、普通にクークスらしい良い曲多くてかなり好きです。今までより少しアレンジを利かせ、キーボの音が増えていたりと、ちょっとした実験もありますが、ルーク節は今も健在です。クークスは、曲聴いててポジティブになれるところが好きです。


7位 Bright Eyes "The People's Key"
ブライトアイズのアルバムとしては今回が最後になるのでは?などと言われている今回のアルバム。真偽の程はわからないですが、相変わらずアルバムではコナー君が聴かせてくれます。中でも個人的にはこの「Triple Spiral」がどうにもならないくらい好きです。アルバムの後半で、一旦流れを変え、改めて風を通してくれるような曲です。なので、この「Triple Spiral」を聴く際は、単体でも良いですが、是非、アルバムを通して聴いてみましょう。


6位 The Pains Of Being Pure At Heart "Belong"
USのシューゲバンド、TPOBPAH(未だにこの略し方慣れない)の2ndアルバム。前回のローファイっぽさが好きだった人には、あまり好かれてないようですが、こういう、シンセ入ったポップなシューゲイザーって、もう、僕的にはドストライクです。確かに、音は前作に比べると格段にクリアになってます。


5位 Friendly Fires "Pala"
Friendly Firesの2ndアルバム。前作より、一層ライブ映え(というよりフェス映え)のするような曲が増えたように思います。特にアルバムでも「Pull Me Back To Earth」はその特徴が顕著に表れてる曲で、VerseからChorusへ移る時の解放感は素晴らしい。あとトロンの監督による「Hurting」のビデオも面白いです。なぜかこのMV、音が原曲よりなぜか上がってるんすよね。


4位 Bombay Bicycle Club "A Different Kind Of Fix"
UK出身のロックバンド、BBCによる3rd。The Vaccinesもそうだけど、こういう良質なUKインディーロックが未だに生き残ってるのって凄く嬉しいなぁと思います。今回のアルバムは、アコースティックよりだった前作とは打って変わって、エレクトロを取り入れたポップなアルバムになってます。まぁ、僕この3rdしかまだ聴いてないんで下手なこといえないんですが。とりあえず先行シングルの「Shuffle」を聴いてみましょう。


3位 Mogwai "Hardcore Will Never Die, But You Will"
モグワイの新作は今までで最も聴きやすいアルバムだったように思います。曲の長さも今までの曲に比べると短めの曲が多く、またビートが軽やかな曲がとても多いです。その為、彼らのメロディメイカーとしての才能が凄くはっきりわかります。今までモグワイを聴いたことがない人に薦めたい一枚です。


2位 James Blake "ST"
最初、何がいいのかわからず、今年2枚組のDX盤が出るまで全く手を付けてなかったJames Blake、ちゃんと聴くと、意外とポップな面があることに気づき、そっからは完全にのめり込みました。今では来日公演に行けなかった事を酷く後悔しています。それにしても、先入観って良くないですね。


1位 M83 "Hurry Up, We're Dreaming"
というわけで、2011年の個人的ベストアルバムは、M83の二枚組アルバムです。歌モノが多くなっていて、より聴きやすくなっていると思います。また、このアルバムの面白いところは、シークレットトラックとして、無料でDLできる、「Mirror」という曲があるところ。この曲は、アルバムの一枚目と二枚目の間を繋ぐ曲という位置づけなのですが、はっきり言って、この曲があるのとないので全体の流れが大きく変わります! とりえず、アルバムは持ってるけどまだこの曲をDLしてない人はすぐ下のURLから、パッケージ内側に書かれてるコード入力しましょう。
http://bit.ly/tL6J3A
今までのも好きだけど、今作は特に良い曲が多く、ダレることなく聴けるように思います。上の「Midnight City」も好きだけど、この2曲もかなり良いです。
M83 - "OK Pal"
M83 - "Claudia Lewis"
このアルバム、ジャケットやタイトルも非常に曲とマッチしてて良いと思います。




てなわけで、長々と書きました。読んで下さりありがとうございます。
一応、聴いた今年のアルバムが40枚ほどなので、約半分をピックアップしてみました。
ちなみに今年のガッカリアルバムはYuksek、JUSTICE辺りですかね。RADIOHEADのアルバムも僕はあんまりハマりませんでした。

今年は中堅〜大御所バンドが多くアルバム出したなぁ、という印象。だってロキノンランキング常連バンドの内、元Oasisの二組、RHCP、RADIOHEADのみんなが今年新譜出したくらいだしね。その割にはインパクトのあるアルバムはあんまりなかったかな…。まぁとりあえず今年も色々興味深い曲聴けました。来年も色々楽しみたいです。


さぶさぶでした。
〜おわり〜